成形直後に、生化粧感覚で筆塗り着彩できます。
彩色と掻き落し・印花・象嵌・釘彫・刷毛目塗・櫛目を複合させた彩色表現が可能です。
■新しい装飾効果
成形直後に筆塗りできますので、生地表面の軟らかさを生かし、掻き落し・印花・象嵌・釘彫・櫛目・刷毛目・イッチン盛絵などの様々な細工と複合させることができます。

Q.
削る作業中に剥離したりしませんか?
A.
成形直後に絵付されたものは、粘土・絵具ともに軟らかい状態ですので、自由に削り作業が行えます。
しかし、絵付けした作品が完全に乾燥してしまっている場合には、欠けや剥離が発生します。

■透光性でボリューム感ある絵付

化粧感覚のやわらかな絵付けができ、色彩は鮮やかです。
絵具には透光性があり、 厚塗りしますと質感が向上し、透明釉を施しますと奥行きのある彩飾感が得られます。

Q.
厚塗りしたり、別の色を重ね塗りしたりしても、ヒビ割れを起こしませんか?
A.
大丈夫です。
その際、一度に目的の厚みに塗り上げるず、水分のひいた半乾燥状態になってから再度塗る、という作業を繰り返す行うとよいでしょう。

■作業工程の短縮化

素焼きせずに、成形後連続して絵付・彩色できますので、作業時間が短くなります。時間が限られている作陶では、大変重宝します。

Q.
素焼きをしなくても剥離しませんか?
A.
泥絵具は、生乾燥状態でしっかりと定着しますので、素焼き工程は省いて大丈夫です。
ただ、釉薬に浸し掛けする場合は、素焼をしたほうが作業し易いでしょう。
素焼きせずに釉掛〜本焼を行う場合の釉掛け方法は、浸し掛けよりもスプレーガンを用いての吹き掛の方が作業しやすいでしょう。

■各種陶土の幅広い収縮率に対応

粒度の粗い粘土から細かい粘土まで幅広く対応するよう、調節されています。
また、成形後の粘土収縮にもなじむように、絵具自体収縮するよう調節されています。

Q.
乾燥作品や素焼作品にも定着しますか?
A.
乾燥した作品や素焼きした作品は、既にある程度収縮していますので、濃度が濃かったり絵具溜まりなど、厚く塗られた部分が剥離したりヒビが入る場合があります。

■焼き締め作品にも効果的

1230℃以上では、焼き締め特有のやや湿ったような質感となり、新しい作風感覚を生かすことができます。

Q.
透明釉を掛けなくても、本焼き後に絵具が粉っぽく手に付きませんか?
A.
泥絵具は1200℃以上で自焼結するように調整されていますので、上から透明釉を掛けなくても問題ありません
また、鉛成分は含んでおりません。

■混色可能

泥絵具12色は混色できます。

Q.
泥絵具に本焼用下絵具を混ぜて色合いを調整することはできますか?
A.
基本的には可能です。但し、釉薬と反応して変色してしまうような絵具との混色は避けてください。

 
技法と特性

●原液のままで、なめらかに筆塗りできます。
●タイミングを合わせて生生地に彫り技法を施すことができます。
●いろいろな粘土に合うよう、収縮幅を調整しています。
●塗り重ねることで、立体感が出ます。
●混色できます。

200cc容器入り
色見本
BR-1 赤 BR-2 橙 BR-3 黄

BR-4 桃 BR-5 黄緑 BR-6 緑

BR-7 空 BR-8 青 BR-9 茶

BR-10 灰 BR-11 黒 BR-12 白